子供は意外と理解している…
どうも、おハナマルです。
上の子供たちが小3・小1の頃、『トムとジェリー』にハマっていました。
目次
1、『トムとジェリー』思った以上に過激
『トムとジェリー』は、1930年代後半アメリカで誕生したアニメで、日本では1964年に公開されたとても古いアニメです。
言葉も少しは入っていますが、無声映画に近いようなコミカルなノリで、トムとジェリーのドタバタのやりとりに子供たちはケラケラ笑っています。
ですが、見たことがある方はわかると思いますが、この『トムとジェリー』、意外と表現が過激です。今、もしテレビで放送されるとしたら、きっとクレームが入るレベルかもしれません。
例を挙げると、
◎銃で自分を打ってしまう(なぜか死なない)
◎お互いにヒゲを引っ張ったりしっぽを引っ張ったりする
◎話によっては直接描写はしていなくても、キャラクターがお亡くなりになっていたりする…
隣で見ていても、たまにギョッとしてしまいます。
(それでも見るのをやめさせはしませんが)
2、子供が「死」をどうとらえているのか
大人でさえぎょっとしてしまうストーリー展開だったとしても、子供たちはそんなことお構いなしに面白いところは笑っています。
さて、これはイケナイことでしょうか。
子供たちは、【アニメはアニメだ】と知っています。
私がたまに『サスペンスドラマ』を見ていて、殺人シーンが出てきても、
「これは本当のことじゃないんだよね?」
と確認して、【本当の死(永遠の別れ)】との違いもきちんと理解しています。
【死】は【死】として理解している。
まずはこれが前提にあれば、表現を変に規制する必要はないと私は思っています。
3、『過激さの規制』と自分で選択することの大切さ
無駄に変に【死】を笑いとして描写するのはもちろんよくないとは思います。
ですが、コミカルに自分を銃で打ってしまったり、お互いを引っ張り合ったりするくらいのノリは許されてもよいのではないでしょうか。
なにが問題かといえば、これを現実と同化してしまって、アニメという枠を超えて実際に友達や他の人にやってしまうということです。
よく、「お笑いの【コレ】を子供が真似したら困るから、放送しないで欲しい」なんていうクレームを聞いたりするけど、そんなことを言っていたら、世の中からお笑いがいなくなってしまいます。
◎真似をしてほしくないなら、その理由を子供に伝える
◎過激なシーンがあるなら、実際はどうするべきかを話す機会にする
☑テレビなんて、観るものを選ぶ権利は自分たちにあるんだから、本当に観たくない・観せたくないのなら観なければいい
完全に過激さにフタをして、「死」や「人に対する行動」という話題にフタをして、その後に出来上がるのは、【人の痛みに鈍感な人間】になりはしないでしょうか。
『痛い思いをしたことがない人は、相手の痛さがわからない』
娯楽を規制し過ぎるのは、いいことばかりではないと私は思います。
あなたは、どう思いますか?
子供とぜひ、お話してみてくださいね。
では。