目標がはっきりしていないと、軸がぶれる。
どうも、おハナマルです。
先日、ママ友と食事をする機会があったとき、こんな話題がありました。
「うちの子、宿題をやってくれないんだよね。」
よく聞いてみると、子供に宿題をやらせるために、そのお母さんはかなりキツく子供に言い聞かせていて、毎日泣いてしまうところまで怒ってしまうということでした。
そもそも、宿題をやる意味って何なのでしょう。
私の意見をまとめてみたいと思います。
目次
1、宿題の意味とは?
多くの子供が投げかけてくる
「なんで勉強しないといけないの?」や
「なんで宿題はやらないといけないの?」
例外ではなく、うちの子たちも宿題に気分が乗らないと聞いてきます。
これに、あなたならどう答えますか?
我が家では、
「勉強(宿題)は、大人になってからの仕事の練習だよ」
「大事なことは先に終わらせようね」
と伝えています。
さらに質問がくる場合は、彼らの父親の話をします。
父が毎日、夜遅くまで仕事をしていることを子供たちは知っています。
そして「やりたい」「やりたくない」で仕事をしているわけではないことも、彼らはわかっているのです。
そうすると喜々としてではなくても、きちんと宿題に向かってくれるのです。
私がこれを言い始めたのには、きっかけがありました。
それは『女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法』という本。
この本にこんな一節があります。
大切なことは「勉強をする」という取り組みを通して「自分を鍛える」ということだと私は考えています。
社会に出ると、多くの課題や問題に遭遇します。勉強は、それを乗り越えられるようになるためのトレーニングなのです。
(女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法 より)
自分も、学生時代にこう説いてくれる人がいたら・・・と思うくらい『勉強』の意味に納得しました。
小学校、中学校、高校、と、「こんな勉強が何に役に立つのか」と疑問に思いながら、大人になっていった人はたくさんいるでしょう。私もその一人。
だからこそ、上にあげた言葉を、自分の子供たちにはしっかり教えて、貴重な勉強できる時間を過ごしていってほしい。
『宿題の意味』とは『大人になったときのためのトレーニング』だと。
女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法 知的すぎる無期懲役囚から教わった、99.99%の人 [ 美達大和 ]
2、『命令』せずにやれる仕組み
そうは言っても、子供たちは学校でも勉強をしてきていています。
喜んで宿題をする子は少ないでしょう。
今、長男が小学校3年生ですが、彼が小学校にあがったときに、私はすでに『命令』でやらないようにする仕組みを作っていました。
<1>で言ったように、「大事なことは先に終わらせようね」もその一つ。
遊び始めてしまうと、「やりたくないこと」に取りかかるためのハードルが上がってしまいます。そうなる前に、宿題までの流れを作ってしまうのです。
最初だけは、
「宿題やってから、ゲームだよ」
「テレビは宿題やってからだよ」と教えます。
そのときは、きっと文句も出るでしょう。
それでも「大事なことは最初に」というのを徹底して伝えるのです。
宿題の目的は、『大人になったときのトレーニング』ですから、嫌なことを後回しにしたり、優先事項を間違ってしまうことはよくありません。
このことを、子供にもタイミングを見て、何回も伝える必要があるのです。
すると、無意識的に『宿題はやらないといけないもの』と子供たちは覚えていきます。
多少、生活サイクルが変わることはあるけど、
きちんとどこかに『これをやったら、宿題』という流れを作ることができるのです。
<我が家の例>
子供たち帰宅
→外遊び(これは暗くなるとできないので優先)
→夕飯
→宿題
→遊び
もちろん子供ですから、完璧にできるわけではありません。
ですが、子供でも話せば理解できることがあると思うと、
しっかりと『子供の宿題』問題に向き合えるようになっていけるでしょう。
3、『終わりを思い描いてから始める』とは?
子供が宿題をやってくれない大きい原因は、実は、やらせる側にあるかもしれません。
それはどういうことかと言うと、<1>の『なぜ宿題をやるのか』をこちらがはっきりわかっていないから。
『なんとなく』やらないといけない
『先生に怒られるから』やらないといけない
これでは、子供は納得してくれないのです。
子供は意外としっかりと大人を見ています。曖昧な態度は、見抜かれているのです。
では、私たち大人たちはどうしたらいいのでしょうか。
終わりを思い描くことから始めるというのは、目的地をはっきりさせてから一歩を踏み出すことである。
目的地がわかれば、現在いる場所のこともわかるから、正しい方向へ進んでいくことができる
それは、<1>をしっかりと大人が考えることです。
親として、我が子に伝えたいことはなんなのかを深く考えることです。
『勉強』という狭い範囲ではなく、
『子供たちにどんな人生を送ってほしいか』というもっと広い視野で、目的地を考える必要があります。
私のその答えが『大人になるためのトレーニング』だったのです。
<まとめ>
子供が嫌がって宿題をやってくれませんか?
毎日、宿題をやらせることに疲れていませんか?
そう感じていたら、少し落ち着いて、
『宿題』について、『子供の人生』について、ゆっくり考えてみてはどうでしょうか。
それでは、また。
<参考にした本>
女子高生サヤカが学んだ「1万人に1人」の勉強法 知的すぎる無期懲役囚から教わった、99.99%の人 [ 美達大和 ]
完訳7つの習慣 人格主義の回復 [ スティーヴン・R.コヴィー ]
<お知らせ>
『7つの習慣』の目次を作りました↓