単なる『ケンカ』と考えてはいけない。
どうも、おハナマルです。
先日、いつものように長男(小3)と次男(小1)がケンカをしました。
目次
1、許しがたいことが起きたときにどうするか
そのケンカは、遊びの一部から始まりました。
次男の上に乗っていた長男、それが重くなってきた次男。耐えきれなくなった次男が長男を叩いたことからケンカに発展していきました。
なかなか降りない長男。
叩きや蹴りが激しくなる次男。
それでも長男が降りないので、私が介入して、無理やりおろしました。
それに腹を立てたのか、次男の顔を殴った長男。
私の怒りは一気に頂点でした。
「お前は何をした!!?」
と、感情のままに、同じように殴ってしまいました。
私は、長男に同じ痛みを教えるために、殴ったつもりでいましたが 、さて、これは正しかったか…
2、このときにとってしまった、私の最悪な行動
私はこのあと長男に、
長男が、
【普段から次男にいじわるをしていること】
【次男を『人間扱い』していないこと】
【次男をバカにしていること】
などを『いけないこと』だと話をしました。
しかし、今思い返すと、まさにこのとき、この3つを私が長男に対してしているのではないか、と思えてきました。
長男が私に何か言おうとしても取り合わず、「うるさい!聞け!」
(人間扱いせず、存在を無視している)
「同じことをしてやる!」
と、一方的に殴る、
(人間扱いしていない)
など、完全に彼の意思や存在を無視したやり方をしていたのです。
彼は、私の『無意識の行動』を、
彼もまた無意識に『ただマネしていた』だけにすぎないのです。
3、最悪の行動の結果がもたらすものは
その結果が、どういうものになるのか…。
長男は、
「ママはぼくのことが嫌い」だと思っている、
ということがわかりました。
これには、悲しく、ショックを受けました。
でも、考えてみれば当たり前かもしれません。
私の本位ではないとしても、態度として、
「私はお前を一人の人間として認めない」と伝わってしまっていれば、
こう思うのが当然の結果でしょう。
この結果は私にとって、本当に本当にショックでした。
私は、自分が起こす『行動』で【やってはいけない例】をしていたのです。
『ケンカ』という、目の前の出来事にとらわれて、子供たちの心を蔑ろ(ないがしろ)にしていたことに気がついたのです。
本来あるべきは、
そのときの子供たちの気持ちを【聴く】ことに徹すること。
このことに気がついたとき、自分の愚かさと、自分が息子にしてしまった酷い行動を思い知って、頭にガンっ!と衝撃を受けました。
4、これから『傾聴』できるか
『傾聴』とは
共感による傾聴とは、まず相手を理解しようと聴くことであり、相手の身になって聴くことである。相手を理解しよう、本当に理解したいという気持ちで聴くことである。
(中略)
共感とは、相手の視点に立ってみることである。相手の目で物事を眺め、相手の見ている世界を見ることである。
(完訳7つの習慣 人格主義の回復 より)
過ちに気がついたので、まさに今から『傾聴』を行う必要があります。
一過性のものではなく、身につけるべき本質的なものです。
最近の自分を思い出すと、本当に恥ずかしながら、子供たちの言葉を全くと言っていいほど、真剣に聞いていませんでした。
自分が子供たちを、『いい子として操ろう』とするばかりで、きちんと子供の心と向き合っていなかったのです。
今、ここからが私の取り組みです。
すぐにはできないかもしれません。
『相手の心をきちんと理解する』というのは、とても自制心のいることですし、自分の冷静な心も必要です。
また、解決に焦ったり、早く終わらせようとしたりして、子供を急かせるのもよくありません。
自分の心の成熟
時間に追われない余裕
今の私には、とても難しく思われますが、子供たちとの良い関係、信頼され愛情あふれる関係を続けていきたいので、すぐに行動を始めなくてはなりません。
まずは、頭ごなしに怒ること、感情的に怒ることをやめ、ケンカが起きたとしても、それは『関係を改善できるチャンス』だと捉え、子供たちの心の声に耳を傾け、寄り添い、少しずつ信頼を取り戻していけたらな、と思います。
<まとめ>
こんな酷い出来事をブログに書いたのにも理由があります。
私の愚かさを晒すことで、人との関係に悩んでいる方に『傾聴』の大切さに気がついてもらいたかったからです。
今回は、
【悪い例】:しっかり傾聴をしないと、関係が壊れていってしまう
というものでした。
偉そうなことを言える立場ではないのですが、
ぎくしゃくしている関係があるのなら、自分が相手のことを理解できていないな、と感じるのなら、自分から何かを言う前に、『相手の言葉』に、『相手の心』に、真剣に耳を傾けてください。
この言葉があなたに届いているのなら
まだ、間に合います。
私も次には、『傾聴でこんなにも関係がよくなったよ!』と報告ができるように、今から子供たちの気持ちをしっかり聴き、心に寄り添い、信頼を回復させていけるように頑張っていきたいと思います。
では、また。
完訳7つの習慣 人格主義の回復 [ スティーヴン・R.コヴィー ]