毎日、音読を頑張ってます。
どうも、おハナマルです。
小学校3年生の長男は、1年生のときからほぼ毎日、宿題の音読を続けています。
とても良いお話があったので紹介したいと思います。
目次
1、『わすれられないおくりもの』-スーザン・バーレイ作/小川 仁央 訳
いろんな動物たちが暮らす村。
そこに年老いた賢くて優しいあなぐまが住んでいます。
この優しいあなぐまは、村のみんなとお別れをしてしまうのですが、この村の動物たちに様々な『おくりもの』を残してくれるのです。
一人一人に、わかれたあとでも たからものとなるような、ちえやくふうをのこしてくれたのです。
(わすれられないおくりもの より)
『ちえ』や『くふう』を残したことも素晴らしいのですが、それ以上に大切な宝物をあなぐまは残してくれていました。
あなぐまの話が出るたびに、だれかがいつも、楽しい思い出を、話すことができるようになったのです。
(作中より)
2、読んだあとの【ほっこり感】
とても短いお話なのですが、ちょっぴり切なく、でも【ほっこり】させてくれる素晴らしい本でした。
私もつい、長男が音読を終わったときに、「いいお話だね」と言っていたくらい…。
3、こんな人生を歩みたい
あまり作品の筋書きを伝えないようにして書いていますが、この「あなぐま」のような人生はとても素晴らしく、「ぜひたくさんの人に読んでもらいたいな」と思いました。
あなぐまがどのような人生を歩んでいたかを簡単に説明すると、
”人に寄り添い、自分ができることをすべて伝えていく人生”
人はつい、今を生きることに精一杯になってしまって、どんな人生を歩んでいこうかなんて考えることを忘れてしまいます。
でも、あなぐまのように、誰かに楽しい思い出を残し、それを話してもらえるような人生がどんなに素敵なことかを考えることが必要ではないでしょうか。
毎日が忙しくて、何の目標もなくて、なんとなくむなしくて・・・
そんなときは誰にでもあります。
そういうときこそ、自分がどう生きたいのか
自分の『終わり』をどう『思い描く』のか
一回、立ち止まって考えてみるといいかもしれません。
<まとめ>
私も、どれだけ子供たちに楽しい思い出や素晴らしい経験を残せるのかわかりません。
でも、自分が『終わる』とき、子供や周りにいる人たちが少しでも、
「あなたに出会えて良かった」
「あなたからたくさんの ”たからもの” をもらった」
と言ってもらえるように、人の役に立ち、自分の人生を有意義に『使い尽くした』と思える人生にできるように、日々、たくさんの努力をしていきたいと思います。
自分の人生の『終わりを思い描く』ことは、怖くありません。
少し立ち止まって、ぜひ考えてみてください。
では。
完訳7つの習慣 人格主義の回復 [ スティーヴン・R.コヴィー ]
<こどもと一緒に読みたい本>
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