自分が親だったら・・・。
今日は、真面目な話をしようと思います。
おハナマルです。
最近、気になっているニュース。
(※特定の誰かのことではありません。)
『過労を苦に自殺した』
『いじめを苦に自殺した』
本人はとてもつらく、本当にどうすることもできないくらい追い詰められていて、
結果、このような悲しい結末を迎えることになったのでしょう。
人間として生まれて、『考える』ことができるがゆえに起きてしまう自殺。
こんな悲しいことを止められることはできないのでしょうか。
だって、生きることに懸命な野生の動物たちは、
自ら命を絶つことなんて、絶対にありえません。
自殺してしまう人が『懸命に生きていない』なんて言っていないので勘違いしないでください。多分、逆で、もともと真面目で何事にも一生懸命に取り組む人が、頑張った先で大きな壁にぶつかると、二者択一のように『生きるか死ぬか』しかないように感じて、このような悲惨なことが起きてしまうんだと思うんです。
そこに至るまでの間に、何かしら救いの道はなかったのでしょうか。
いじめを苦に子供が自殺をすると、真っ先に叩かれているのは、学校。
それもなんだか不思議な気がします。
自分も親ですから、いつ当事者になることがないとも言いきれないので、『親を責めろ』とは言いたくないですが、どこまで、学校に期待をしていたというのでしょう。
確かに、子供は親にはいじめのことは言いにくくて、隠す傾向があるかもしれません。
だとしても、普段から会話をし、表情を見て、日頃の変化を見逃さないようにしていたら・・・。
うちは、まだ小学校3年生と1年生ですが、こういうニュースが流れたときには、いつも子供と話をしています。
「いじめられたら、すぐに言いなよ」
「いつでも味方だからね」
「学校変えたって、辞めたって、勉強はいくらでもできるんだから」
「自分で自分を殺すのは絶対にダメだからね。ママもパパも、じいじもばあばも、おじいちゃんもおばあちゃんも、みーんな悲しむからね」
いろんな考え方があるとは思います。
やっぱり学校での集団生活は学んでほしいと思いますし、人によっては家族や親戚がいない人もいるでしょう。
それでも、
『逃げ道はいくらでもある』
『逃げ道はいくらでも作れる』
『あなたが辛いのは、私も辛い』
『あなたがいなくなったら悲しい』
ということは伝えるべきだと思うんです。
こんな偉そうなこと言っていますが、私だってたいした母親ではありません。
家事だって全然手抜きだし、育児から逃げて一人時間もらうときだってあるし、子供に怒りをぶつけてしまうときだってあるし。とても、立派とは言えない母親です。
でも、キレイ事じゃなく、本当に伝えるべき『生きるための方法』だけはしっかり伝えていこうと決めています。
母になれば、子供には立派になって欲しい、将来困らないように勉強もしっかりやって、友達とも交流して、集団行動を身につけて、一人前の人間になって欲しいと思うのは当たり前です。
でも、そこに子供の心がついていけていなかったら?
書きながら、私も反省しているところですが、『子供のありのままを認める』というのがどれだけ大切なことか。難しいけど、一番大事なことだと思います。
勉強も学校も二の次でいい。
心を育てるのが一番大事。
生きているのが辛いくらい嫌なことがあるなら、そこから逃げていい。
違う、逃げなさい。それが当たり前。
その時点で、そうとう頑張ってたはず。
それ以上頑張ろうとするから、『生きるか死ぬか』になってしまう。
学校にいじめを見抜くことを期待する前に、親として子供に伝えられることはしっかり伝えて、子供が自分を守れるように、自分でしっかり生きていけるように、自分で逃げ道を見つけられるように全力でサポートできる、そんな母親を目指していきたいです。
あなたにお子さんがいたら、この機会に、いじめについて話し合ってみてください。
そしてお子さんに
『あなたはとても大切な人なのよ』
と伝えてあげてください。
これ以上、悲しむ家族が増えませんように・・・。
では。